企業向け漫画制作の費用相場【2026年】公開価格を12ページ換算で比べる

「会社の資料を漫画にしたいが、いくらかかるのか見当がつかない」——制作会社のサイトを見ても「1ページ○万円〜」としか書かれておらず、稟議に出せる総額が分からない。この記事は、その状態から抜け出すための記事です。
企業向けの漫画制作を制作会社に依頼した場合の費用は、公開されている料金表を12ページ・税別で換算すると、おおむね 30万〜100万円前後 です(2026年8月27日当社調べ・国内法人4社の公開価格と相場記事1件・各社の仕様は異なる参考帯。2026年9月21日に各社のページを再確認しました)。ACGWORLDS株式会社の企業向け漫画制作は、1〜12ページのビジネス漫画を基本料金100,000円(税別)で制作し、企画・ストーリー・キャラクターデザイン・作画・文字入れ・修正2回を含みます。
この記事では、費用の内訳、公開価格の換算、相場が幅広くなる理由、見積もりで比べる項目を、発注する側の目線で整理します。

漫画制作の費用は「1ページいくら」だけでは決まらない
制作会社の料金表は「1ページ○万円」の形で書かれていることが多いのですが、実際の総額はページ単価だけでは決まりません。公開されている料金表を読むと、費用は次の要素で構成されています。
| 要素 | 内容 | 会社による違い |
|---|---|---|
| シナリオ・ネーム | ストーリーとセリフを考え、コマ割りに落とす工程 | 単価に含む/別料金 |
| 作画 | 実際に描く工程 | カラーとモノクロで単価が変わることが多い |
| 企画・進行費 | 打ち合わせ、ディレクション、進行管理 | 定額/ページ数で変動/単価に含む |
| 修正 | 無料の回数と、超過したときの扱い | 回数は公開、超過単価は「要相談」が多い |
| キャラクターデザイン | 登場人物の設定を作る工程 | 別料金の会社がある |
| 権利 | 著作権を譲渡するか、利用を許諾するだけか | 譲渡の方が総額は上がりやすい |
| 納品形式 | Web用データだけか、印刷用データも含むか | 印刷・製本は別見積が一般的 |
同じ「12ページ」でも、この組み合わせで総額は大きく変わります。比較するときは、ページ単価ではなく 「12ページ・カラー・シナリオ込み・税別」のように条件を揃えて換算する 必要があります。
公開価格を12ページ・税別で換算すると
以下は、各社が公式サイトで公開している料金を、当社が12ページ・税別で換算したものです。調査日は2026年8月27日、2026年9月21日に各社のページを再確認しました。
| 会社 | 公開価格(税別) | 12ページ換算 | 含まれるもの・条件 |
|---|---|---|---|
| Re:AER(アエル漫画制作) | 広告漫画 1ページ 25,000円〜(モノクロ) | 30万円〜 | ディレクション費・シナリオ費を含む |
| ビズマンガ(Contents X) | ハイブリッド 1ページ 25,740円〜/フル漫画家 33,660円+原稿料 33,660円 | 約31万円〜/約44万円 | シナリオ設計込み・修正はネーム1回・下書き2回・仕上げ1回・著作権譲渡 |
| MOOTOON BIZ(木村情報技術) | 基本プラン 1ページ 30,000円(カラー可) | 36万円+企画構成費 | AIマンガ生成ツールを使う受託。初稿は最短5営業日。企画構成費・特急は別途 |
| JOBコミ | 5〜12ページ: シナリオネーム 20,000円+作画カラー 30,000円(モノクロ 25,000円)/ページ | カラー 60万円+企画・進行費(モノクロ 54万円+) | 企画・進行費は媒体・ページ数・内容で変動 |
| 相場記事(フーモア・2024年10月) | 漫画 1ページ 30,000〜90,000円 | 36万〜108万円 | 同社の料金表ではなく相場解説の記事 |
出典: Re:AER 料金/ビズマンガ 料金/MOOTOON BIZ/JOBコミ 漫画制作料金/フーモア 漫画制作の費用目安

この5件を並べると、制作会社に企画・シナリオ込みで依頼した場合の12ページの帯は、30万円前後から100万円前後になります。
相場が幅広くなる理由
同じ12ページで3倍以上の開きが出るのは、次の違いによるものです。安い順に見ていくと、何が削られ、何が加わっているかが分かります。
- シナリオを誰が作るか: 作画だけの単価は安く、ストーリー構成まで任せると上がる。発注側が原稿を用意できるなら作画のみで足りることもある
- 描く人: プロ漫画家のフル手描きは高く、生成AIを工程に使う会社は単価を下げている。AIを使う会社でも「人が確認・修正する範囲」は会社ごとに違う
- 修正条件: 無料回数が多い、または工程を戻せる会社は、その分が単価に含まれている
- 権利: 著作権を譲渡する会社と、制作会社が保持したまま利用を許諾する会社がある。譲渡の方が総額は上がりやすい
- 納品物の範囲: 印刷用データ、レイヤー分け、翻訳、動画化などが加わると別料金

見積もりで必ず確認する6項目
複数社から見積もりを取るときは、次の6項目を同じ表に並べると比べやすくなります。単価の書き方が違う会社同士でも、この6項目を揃えれば比較できます。
この6つが見積書に書かれていなければ、契約前に文書で確認しておくと安全です。
ACGWORLDSの場合
ACGWORLDS株式会社の企業向け漫画制作は、次の内容です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 基本料金 100,000円(税別)。1〜12ページの範囲なら同じ基本料金 |
| 含まれる工程 | 企画・ストーリー・キャラクターデザイン・作画・文字入れ・修正2回 |
| 含まれないもの | 印刷・製本、Webページ(LP)の構築、第1稿からの大幅なストーリー変更やキャラクター変更(追加費用をご相談する場合があります) |
| 納期 | ストーリーと制作に必要な全キャラクターの決定後、第1稿を最短3営業日(土日祝・お客様の確認期間は含みません)。第2稿・第3稿は各3営業日が目安 |
| 絵柄 | 9種類から選択。カラーと白黒は同額(アニメ(セル画)スタイルはカラーのみ) |
| 品質 | 生成AIを制作工程に使い、担当スタッフが150項目(企画・キャラクターの一貫性・作画・コマ構図・文字・ブランド再現・権利・納品仕様)で検品 |
| 支払い | ヒアリングシートの送信でご注文。注文時点で料金は発生せず、完成内容にご納得いただいた後に透かしなしのデータを納品し、請求書を発行。納品月の翌月末まで |
| 権利 | 商用利用可。著作権は入金確認時に当社からお客様へ譲渡 |

公開価格の帯の下限30万円と比べると、当社の基本料金10万円は約3分の1にあたります(各社の仕様は異なります)。

作例(架空サービス・全12ページ)と9種類の絵柄の見本は、企業向け漫画制作のページでご覧いただけます。
個人への依頼やセルフ型ツールとの違い
| 依頼先 | 費用の目安 | 発注側が担うこと |
|---|---|---|
| 制作会社(受託) | 12ページ 30万〜100万円前後(公開価格換算) | 目的・題材・資料の提供、確認と承諾 |
| 個人の作家(クラウドソーシング) | 1ページ 1〜2万円が目安とする記事もある | シナリオ、キャラクターの統一、文字の校正、権利の確認 |
| セルフ型AIツール | 月額数千円〜 | 全部(制作・品質確認・権利確認・修正) |
クラウドソーシングで個人の作家に依頼する場合、1ページ1〜2万円が目安とする記事もあります(クラウドワークス 2021年の記事)。制作会社との違いは、価格そのものより 「誰が品質と納期に責任を持つか」 です。社内にその手間をかけられるなら選択肢になりますし、企画から任せたいなら受託制作の方が総額は読みやすくなります。
まとめ
出典と確認日: 各社の料金は2026年8月27日に当社が公開ページで確認し、2026年9月21日に再確認したものです。価格改定により変わることがあります。本記事の比較は当社が独自に換算した参考値で、各社の仕様の優劣を示すものではありません。
よくある質問
企業向け漫画の制作費用は1ページいくらですか?
制作会社の公開料金では、シナリオ込みで1ページ25,000〜50,000円前後が多く、12ページに換算すると30万〜100万円前後です(2026年当社調べ・税別・各社の仕様は異なります)。ACGWORLDSは1〜12ページを基本料金100,000円(税別)で制作します。
12ページ未満でも料金は同じですか?
ACGWORLDSの場合、1〜12ページの範囲であれば基本料金100,000円(税別)は同じです。企画・ストーリー・キャラクターデザイン・作画・文字入れ・修正2回を含みます。
追加費用が発生するのはどんな場合ですか?
ACGWORLDSでは、第1稿の後の修正は2回まで基本料金に含まれます。第1稿からの大幅なストーリー変更やキャラクター変更は、追加費用をご相談する場合があります。印刷・製本やWebページの構築は含まれません。
見積もりでは何を比べればよいですか?
税表記、含まれる工程、修正回数と超過条件、納期の起算日、著作権の扱い、納品形式の6項目です。この6つを同じ表に並べると、ページ単価が違う会社同士でも比較できます。


