漫画制作

漫画LP制作・作成|漫画とWebページの発注を分けるときに決める5つのこと

公開日

漫画LP(漫画を使ったランディングページ)を作りたいと思ったとき、多くの発注担当者がまず迷うのが「どこに何を頼めばいいか」です。漫画制作会社に問い合わせると「LPの構築はできません」と言われ、Web制作会社に頼むと「漫画は描けません」と言われる——そんな行き違いも起こりえます。

漫画LPを作るときに最初に決めるべきことは、「漫画の制作」と「Webページの制作・公開・広告運用」を分けて、それぞれ誰に頼むかです。この2つを1社に一括で頼めることもあれば、複数の会社に分けて頼むこともあります。どちらの場合も、発注範囲と受け渡し方法を先に決めておくと、後戻りが少なくなります。

この記事では、漫画LPとは何か、向く商材と向かない商材、発注範囲の切り分け方、漫画とLPを別会社に頼むときの受け渡し、ページ数と費用の考え方、広告に使う場合の注意を、企業の発注担当者向けに整理します。漫画そのものの依頼の仕方は企業で漫画制作を依頼するには?、制作会社の比べ方は漫画制作会社の選び方で詳しく説明しています。

漫画LPとは

漫画LPは、「漫画」という素材と、「LP」というWebページという、性質の異なる2つの制作物を組み合わせたものです。漫画は1ページずつ完成させていく制作物であるのに対し、LPはコーディングして公開し、アクセス解析や広告と結びつけて運用していく制作物です。この違いが、発注先を分けて考える必要がある理由です。

漫画LPが向く商材・向かない商材

漫画LPが向くかどうかは、業種そのものより「何を伝えたいか」によります。一般的には、次のような傾向があるといわれますが、すべての商材に当てはまるわけではありません。

  • 向きやすいといわれる例: 使い方の流れやビフォーアフターを順番に見せたい商材、共感してもらうストーリーが効果を持ちやすい商材、検討に時間がかかり感情面の後押しが必要な商材
  • 向きにくいといわれる例: 価格やスペックの一覧比較だけで購入が決まる商材、表現に強い法令上の制約がある商材(医薬品・医療など。専門家への確認が前提になります)、情報量が多く正確な数値を漏れなく伝える必要があるBtoBの仕様説明

たとえば、初めて使うサービスの操作手順を順番に見せたい場合や、利用者の体験談のようなストーリーで共感を得たい場合は、漫画が向いているといわれます。逆に、複数のプランを一覧で見比べて選んでもらいたい場合や、仕様・数値を正確に伝える必要がある場合は、表や箇条書きの方が伝わりやすいこともあります。自社の商材がどちらに近いかは、「読んでもらう漫画」と「見比べてもらう表」のどちらが目的に合うかで考えると判断しやすくなります。

発注する範囲を5つに分ける

漫画LPに関わる作業を5つに分けると、それぞれ誰に頼むかを整理しやすくなります。

作業主な内容発注時に確認すること
漫画の制作企画・ストーリー・キャラクターデザイン・作画・文字入れページ数、絵柄、修正回数、著作権の扱い
LPの構成と文章見せる順番の設計、キャッチコピー、フォームの項目漫画を何ページ目に配置するか、漫画以外の文章は誰が書くか
デザインとコーディング漫画以外のパーツのデザイン、レスポンシブ対応、コーディング漫画の画像をどう組み込むか、スマホでの表示確認
サーバーと公開ドメイン、ホスティング、公開作業、常時SSL化公開後の更新・修正を誰が行うか
広告運用と計測広告の出稿、コンバージョンの計測広告の表現が法令に合っているかの最終確認は誰が行うか

この5つを1社にまとめて頼める会社もありますが、「漫画の制作」と「それ以外」を別会社に分けて頼むケースも珍しくありません。分ける場合は、次の受け渡しを先に決めておきます。

一括で頼むか、分けて頼むかは、次の点を目安に判断できます。

  • 漫画とLP全体のデザインに統一感を持たせたいなら、一括で対応できる会社を探すと調整の手間が少なくなります
  • すでに使っているLP制作会社や社内のWeb担当者がいるなら、漫画の制作だけを別会社に依頼し、LPへの組み込みは今の体制に任せる形が現実的です
  • 公開までの期間が決まっているなら、漫画側とLP側、双方のスケジュールをすり合わせる担当者を社内で決めておきます

漫画とLPを別々の会社に頼むときの受け渡し

漫画制作会社が納品するのは、基本的に「完成した漫画の画像データ」です。この画像をLP制作会社が受け取って、Webページに組み込みます。受け渡しのときに確認しておきたい項目は次のとおりです。

ページ数(コマ数)の考え方

LPで漫画を何ページ(何コマ)見せるかは、LP全体の長さと、漫画で伝えたい内容の量で決めます。導入部分だけを数コマで見せる作り方もあれば、使い方の流れをストーリー仕立てで10ページ前後見せる作り方もあります。ACGWORLDSでは1〜12ページの範囲で制作を受けており、この範囲の中でLPに必要なページ数を選ぶ形になります。

ページ数を決めるときは、次の点も合わせて考えます。

  • LPを訪れた人が、漫画の部分をどこまでスクロールして読むと想定するか
  • 漫画のほかに、価格表やフォームなど、テキストで見せる部分がどれくらいあるか
  • 多くの制作会社では、ページ数が増えるほど漫画側の制作期間と費用も増える(ACGWORLDSは1〜12ページで基本料金が同じです)
企業向け漫画の12ページ作例より3ページ目(架空のサービスを題材にACGWORLDSが制作したデモ)
企業向け漫画の12ページ作例より3ページ目(架空のサービスを題材にACGWORLDSが制作したデモ)

費用の考え方

漫画LPの費用は、漫画の制作費と、LPの制作費(構成・デザイン・コーディング・公開・広告運用)を分けて見積もります。1つの会社に一括で頼む場合でも、見積書の中でこの2つを分けて書いてもらうと、どちらにいくらかかっているかが分かります。

制作会社に企画・シナリオ込みで漫画を依頼した場合、公開価格を12ページ・税別で換算すると30万〜100万円前後に分布しています(2026年8月27日当社調べ・4社・各社の仕様は異なります)。内訳や見積もりで確認する項目は、企業向け漫画制作の費用相場にまとめています。

LP制作費については、構成・デザイン・コーディング・公開作業の分量によって幅が大きく、当社で一般化できる相場の情報を持ち合わせていません。LP制作会社に見積もりを依頼する際は、次の項目がどこまで含まれているかを確認すると、金額の違いを比較しやすくなります。

項目内容確認すること
構成案・ワイヤーフレーム作成ページ内の要素の並び順を決める設計図の作成漫画を何ページ目に配置する案か
デザイン配色・フォント・漫画以外のパーツのデザイン漫画の絵柄や色味に合わせて作ってもらえるか
コーディングHTML・CSSの実装、スマホでの表示対応公開後に文言を自社で直せる形式か
フォーム連携問い合わせ・申し込みフォームの実装、送信先の設定入力項目の設計は誰が行うか
公開作業サーバーへのアップロード、独自ドメインの設定公開後の更新は誰が行うか
公開後の保守・更新文言修正、不具合対応保守の契約期間と、契約後の追加費用の有無

広告に使う場合の注意

漫画LPを広告と組み合わせて使う場合、広告の表現が景品表示法などの法令に合っているかは、広告を出す会社(広告主)が最終的に確認します。漫画制作会社やLP制作会社がどこまで一緒に確認してくれるかは会社によって異なるため、依頼前に聞いておくと安心です。最終的な法令の判断が必要な場合は、法務担当者や専門家に確認してください。

ACGWORLDSの場合

ACGWORLDS株式会社が受託しているのは、漫画の制作までです。Webページ(LP)の構成・デザイン・コーディング・公開・広告運用は、当社では請け負っていません。漫画LPを作る場合は、漫画の部分を当社にご依頼いただき、Webページの制作・公開・広告運用は別のLP制作会社やWeb制作会社にご依頼いただく形になります。

項目ACGWORLDSの条件
対応範囲漫画の制作(企画・ストーリー・キャラクターデザイン・作画・文字入れ)まで。ページ単位の漫画を制作します。LPの構成・デザイン・コーディング・公開・広告運用は対応していません
ページ数と料金1〜12ページで基本料金100,000円(税別)
納期ストーリーと全キャラクターの決定後、第1稿を最短3営業日でご提出(土日祝・お客様の確認期間は含みません)
修正第1稿の後、2回まで基本料金に含みます
権利商用利用可。著作権は入金確認時にお客様へ譲渡します
納品データ透かしなしの画像データ。LP制作会社への受け渡しは、形式・サイズ・文字の焼き込みかHTMLかを事前にご相談ください

まとめ

よくある質問

漫画LPとは何ですか?

ランディングページ(LP)の中で、説明の一部または全体を漫画で見せるページのことです。テキストと写真だけのLPに比べて、使い方やストーリーを順番に見せられる特徴があります。

漫画LPの制作は1社に頼めますか?

漫画の制作とLPの制作・公開・広告運用の両方を請け負う会社もあれば、別々の会社に分けて頼む形もあります。別会社に頼む場合は、画像の受け渡し方法を依頼前に決めておくと後戻りが少なくなります。

漫画LPに使う漫画は何ページくらい必要ですか?

LP全体の長さと、漫画で伝えたい内容の量によります。導入部分だけを数コマで見せる作り方もあれば、ストーリー仕立てで10ページ前後見せる作り方もあります。ACGWORLDSでは1〜12ページの範囲で制作を受けています。

漫画LPの費用はどう見積もればよいですか?

漫画の制作費とLPの制作費を分けて見積もります。漫画の制作費は、企画・シナリオ込みで12ページ換算した公開価格が30万〜100万円前後です(2026年8月27日当社調べ・4社・各社の仕様は異なります)。LPの制作費は会社ごとの見積もりで確認してください。

ACGWORLDSにはマンガの部分だけ制作を頼めますか?

はい。ACGWORLDSが受託しているのは漫画の制作までで、1〜12ページを基本料金100,000円(税別)で制作します。Webページの構成・デザイン・コーディング・公開・広告運用は対応していないため、別のLP制作会社やWeb制作会社にご依頼いただく必要があります。

この記事の著者

ACGWORLDS株式会社

AI活用や漫画・映像制作の現場から、実務に役立つノウハウをお届けします。

AIの活用、一緒に考えませんか。

記事の内容について、御社の場合はどうなるか。専門用語なし・無料でご相談に乗ります。

無料で相談する →